顔からわかること、顔だからわかること。
ポーラ・オルビスグループでは、化粧品開発で培った顔解析のノウハウを活かしながら、カメラに顔をかざすことで熱中症リスク※を判定できる予防システム『カオカラ』の開発を進めてきました。実証試験を重ね、2024年より製品販売を開始します。
※熱中症リスク:寝不足・疲労・体調不良などの熱中症の起こりやすさに繋がると考えられるからだの状態のことを指す
3つの特長
①精度
②使いやすさ
③一元管理
① 精度
専用に学習されたAIにより顔画像から体調不良状態を解析し、外気温や湿度などの外的リスク情報と統合してリスクを推定できます。
② 使いやすさ
専用タブレットを設置し起動すれば使用可能で、簡便な管理運用が期待できます。カメラに顔をかざすと数秒で結果が表示され、結果は4段階の色表示がされます。
③ 現場での一元管理
リスク結果は一元集約され、現場管理者が手元のパソコンなどで結果履歴を確認できます。リスクの高い作業員に優先して声掛けができるなど、効果的な対策に役立てることが期待されます。(個人識別の機能はありません)
※画面は開発中のものです。実際の製品版とは異なる場合もございます。
熱中症リスク※とは?
体調不良顔画像データ入力
(現場作業員の顔画像含む)
深層学習によるAIモデル開発
AIモデルにWBGTを統合し4段階でリスクを判定
※熱中症リスク = 寝不足・疲労・体調不良などの熱中症のなりやすさ因子
実証試験での反響
2023年6月~10月に、本システムの試作開発品を実際の建設現場に導入し価値を検証する実証試験を実施しました。(複数の建設会社のご協力のもと、のべ150名以上の作業員を対象に3,000回以上の撮影テストを実施。)
実証試験取り組み
ユーザーの声
実証試験の終了後、元受けの現場管理者や協力会社の職長、作業員の方々にアンケートを実施しました。